「海賊」のコメントのお礼として番外編が出るようになりました。既出二話、新作六話です。不定期で追加します。詳しくはnotesにて。
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2024年5月13日(月) 19:38:13
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No.30
久城トウヤ (kujyo) 22年4月27日 00:54 カテゴリ:日常のどうでもいいこと
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特に創作系のもので煮詰まったとき、気分転換に言語学習をすることにしてます。
勉強なんて立派なものじゃないし、英語すらペラペラじゃないんだけど、ゴール決めずにマイペースでやるというのが私に合っているみたいです。
学生だと、テストだとか進路だとかを意識してやらなくちゃいけないし、他の科目もあってマルチタスクだったからか全く成果が上がりませんでした。英語は嫌いじゃないのに本当に苦手だった。
そもそもこのサイト名はアイルランドのゲール語から来ているんですが(夢とか幻っていう意味)、高校生だったころからゲール語は興味があって、辞書を探しに本屋をはしごしたりしてました。
でも世界的にも話者が少ない言語なので、日本語の書籍も充実しているとはいい難い状況で月日は流れ。
今、ようやく取り掛かることができてます。インターネットって素晴らしい。
ただねえ、想像してた以上にこの言語難しい!!
そりゃ、ドゥルイドが「文字を書くと馬鹿になる」と言って伝承全て口語で暗記するのが最低限の資格とかいう文化だけのことはあります。(お陰でアイルランドの神話は文献が少ないらしい)
しかし難解なパズルとして取り組むと、こんなにやりがいのある言語もないなと。
あと、アイルランドは外からの侵略に耐え続けた歴史のある土地なので、言語は独特なんだけど、外来語もあるので、その伝来時期によって歴史の香りがほんのりするのも魅力です。
日本で言うところの天ぷらやカステラが伝わった時期みたいなね。
語形変化が頻繁な言語でもあるんですが、そのルールのひとつにエクリプシス(ギリシア語で蝕)というのが存在します。
レニションと対になるこのルール、複雑だし細かいし厄介なことこの上ないです。
アラビア語の中にも「太陽文字」「月文字」という区分けが出てくるのですが、この辺のルール設定をした人はなんてロマンチックなんだろう、とひとりで感激してしまいました。
天文学全然関係ないのにこのネーミング。月も太陽も星も大好きさ!
それから他の言語でよく見かける男性名詞・女性名詞というものもアイリッシュ・ゲールには存在します。
日本人からするとこれもまたわけの分からないもので、見分けるコツをネットで調べても「暗記するしかない」みたいな絶望的なアドバイスが並んでいる代物。
男性が使うものだから男性名詞、というわけでもない。
チョコレートっていろんな国で男性名詞だし、塩もそう。
多分法則があるんでしょうが、こういうところがパズルとして優秀だなーと感じる部分です。
(この意識でやってたら一生話せるようにはならないのかもとは思いますが)
それからこれはちょっと恥ずかしい話なのですが、創作内のキャラクターの母国語っていうのを勝手に設定してます。
もちろん、全部ネイティブの会話として脳内で再現できるわけじゃないんですが、ふとした瞬間の何気ないひとことを、そのキャラクターの生まれ育った故郷の言葉で語らせたい、みたいな欲求があって。
だってそのキャラって小さい頃からその言語を使って生活してて、普段脳内ではその言語でものを考えていて……もう完全な一人遊びです、ええ。
多分小説内に出てくるスペイン語やらオランダ語、読む人には「こいつ知識ひけらかしやがって」と受け止めてる方もいるんじゃないかなって(ていうかそういう指摘受けたことある)思うんですが、ごめんなさい単なる私の萌ポイントなだけです!!
スペインの男性アイドルの曲を聞いて、「これだよこれ、こんな調子でミ・コラソンとか言うんだよきっと!!」なんてひとりで楽しんでます。はい、変人です…。
なんかめちゃくちゃ語りましたが。
気分転換にやってるといいつつ、使えそうな部分はしっかり創作に還元しているというだけなので、そういう世界観なんですねと温かく見守っていただければ幸いです。
#ひとりごと